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原作ラノベ小説「蜘蛛ですが、なにか?」4巻のネタバレ考察を完全網羅!
ストーリーに大きく関わるネタバレ&解説をしています。
当記事は重要なネタバレを含みます。
あらかじめご了承ください。
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【蜘蛛ですがなにか?】4巻のネタバレ考察まとめ
原作ラノベ小説「蜘蛛ですが、なにか?」4巻のネタバレ考察です。
各話に張り巡らされた伏線なども解説しています。
「蜘蛛ですが、なにか?」は、魔物視点と人間視点の両面でストーリーが進行していきます。
- 〇話:魔物視点(主人公:「私」)
- S〇話:人間視点(主人公:「シュレイン・ザガン・アナレイト(前世名:山田俊輔)」)
▼【蜘蛛ですがなにか?】ラノベ小説版と漫画版の違い比較
>>【蜘蛛ですがなにか?】ラノベ小説と漫画の違い!おすすめはどっち?
【蜘蛛ですがなにか?】魔物視点のネタバレ考察!
エルロー大迷宮を脱出
・外に出た際に砦を破壊
マザーは巨体のため、エルロー大迷宮の狭い出入り口を通れないはず
・マザーから距離をとって、並列意思たちによるマザーの精神攻撃を継続
もともと10部隊あった席のうち3つの席が空席
第一軍団長「アーグナー」はクソリオン砦にて戦死
・アーグナーはエルフ族と繋がりを持った裏切り者。魔王は初めから両軍を壊滅させるつもりでクイーンタラテクトを召喚した【3巻S2話参照】
第二軍団長「サーナトリア」
・「アノグラッチ」を利用してオークン砦を壊滅させた。残った軍団長の中で最も力を温存している。
→エルフと結託しており、魔王に対抗する力を残している。アーグナーの死後、エルフはサーナトリアと接触した。
第七軍団長「ブロウ」は勇者との戦いで戦死
・その後、「白」が勇者を瞬殺。白がブロウを見殺しにした。
→魔王のシナリオ通りに殺された
第三軍団長「コゴウ」
戦闘能力は高いものの頭は良くない。サーナトリアに協力している。
→サーナトリアにいいように言いくるめられた
第六軍団長「ヒュウイ」はロナントとの戦いで戦死
・見た目も中身も幼く、生前からサーナトリアと親しくしていた
→魔王の手が入り込んでおらず、純粋に力量で人族に敗れた唯一の軍団長
第十軍団長「白」
・勇者ユリウスを瞬殺した白い少女
魔王『私はこれより直轄軍、第四軍、第八軍、第十軍を率いてエルフを滅ぼしに行く』
・魔王『あ、挟み撃ちとかは考えないでね。無駄だから』
→サーナトリアとコゴウは激しく動揺
マザーがブレスで迷宮から大穴を空けて地上へ出る
・マザーが「私」のもとへ
→手下の蜘蛛軍団は迷宮内を散開させて退路を断たせる
マザーの攻撃から逃げるべく、転移魔法でエルロー大迷宮へ
・蜘蛛の大群が待ち構えていた
→「アークタラテクト」や「グレータータラテクト」
中層の熱さは耐性のない蜘蛛の魔物には耐えられないと考え、中層へ逃げ込もうとする
・中層への道に「パペットタラテクト」が待ち構えていた
→マネキンのような人形の見た目。内部に小型の蜘蛛がいて、人形の中身は蜘蛛の糸で埋め尽くされている。マザーの切り札。
弱った生体の蜘蛛を倒しつつ、レベルアップによるHP回復を狙う
・中層への転移魔法で蜘蛛の大群から逃げ切る
→レベルアップによる脱皮回復は、回復の上限があることが判明
ザナ・ホロワに進化
・特殊進化であるアラクネを除けば最後の進化
・スキル《不死》を獲得。
→不死:システム内において死ぬことがなくなる
再びスマホが現れ「管理者D」と会話
スキル《不死》を作った理由は、満たされた人間が最終的に求めるものだから
・管理者D『頑張って頑張って、結局手に入れられずに力尽きる。それを管理者が美味しく頂く』
並列意思を使った精神攻撃は「システム外攻撃」で、スキルによるものではない
「私」がこの世界に転生した理由
・「私」は地球の日本で死亡した
→先代の勇者と魔王が世界の壁を超える魔法を編み出したものの、術式が暴発して地球の日本のとある高校の教室で爆発した
・管理者D『おかげで私は作ってから放置していたその世界のシステムを点検し直す羽目になりましたよ』
→その世界では管理者Dは部外者。その世界を管理するのはあくまで管理者。管理者Dはシステムの提供はしたが、それ以上のことはしない。
・今この世界には25人の元地球人が転生。死んだ人間の魂や記憶がこの世界でも維持できるよう《n%I=W》のスキルを付与。さらに、適性を見て適当なスキルを1つずつプレゼントし、なるべく魂の波長が合う種族に転生できるように斡旋した。
→教師を入れれば全26人。残る1人は「管理者D」自身。だからこそ、勇者と魔王の魔術は教室に開通した。
・勇者と魔王は「管理者D」を倒そうとした
→管理者を敵とみなす勢力が存在しており、勇者と魔王は彼らに唆された
管理者D『あなたの行動はこれからもポテチ片手にゲームでもしながら眺めています』
・管理者Dは今も日本にいる
管理者D『願わくば、生き残ってもっと私を楽しませてください』
・スキル《不死》を持っていても死ぬ可能性があることを示唆
転移魔法で「パペットタラテクト」から逃げつつ、蜘蛛の大群を各個撃破
魔王が襲来する
・今まで連絡がとれなかった並列意思から突如連絡が入る
→並列意思『今すぐ逃げろ!マザーが頂点だと私たちは勘違いしていた。マザーのさらに上がいたんだ!』
・魔王の称号を持つ少女の姿をした怪物「オリジンタラテクト」のアリエル
→魔王が腕を振っただけで「私」は木っ端みじんに砕かれるも、スキル《不死》によって死は免れた
・並列意思たちは今まで通りマザーの精神攻撃を継続。その後は魔王への精神攻撃に移行することを決意
魔王から逃げつつ、迷宮内の蜘蛛の大群を少しずつ蹴散らしていく
・魔王によって「パペットタラテクト」がさらに10体追加される
→6体は迷宮内、残る5体は外で「私」を追跡
迷宮内のパペットタラテクト6体を窒息死させる
・残る敵は、魔王とマザーと残る5体のパペットタラテクト
死闘の末にマザーを撃破
・精神攻撃によって下がったマザーのステータスは「私」に吸収されていた
・『体担当』が魔王への精神攻撃を開始する
外を徘徊中に盗賊に襲われている馬車を発見
・盗賊を始末し、傷付いた護衛を治療する
・助けた貴婦人が抱えていた赤ん坊が吸血鬼「ソフィア(根岸彰子)」であることを知る
→初めて「私」が転生者と出会う
【蜘蛛ですがなにか?】人間視点のネタバレ考察!
エルフの里へ向かうためエルロー大迷宮を抜ける
・あまりにも広く一度迷えば生きて帰れないため、案内人に先導してもらう必要がある
エルロー大迷宮の出入り口にはユーゴーの手先である帝国兵の姿があった
・案内人のバスガスに頼み込んで、エルロー大迷宮内部へ
フェイがスキルによって人間の姿に変化できるようになる
・エルロー大迷宮内部に入れるようになった
→崖から飛び降りた海の底に隠されたエルロー大迷宮の入り口があり、そこから内部へ侵入
バスガスこそ「迷宮の悪夢」の第一発見者
・バスガス『悪夢には妙な習性があり、手を出さなければ見逃してくれる。それどころか傷を治してくれる』
→その後の討伐隊は逆鱗に触れ、有無を言わさず全滅させられた。その後にも大事件を起こしている。
・「迷宮の悪夢」は蜘蛛の魔物
バスガス『悪夢の残滓は、悪夢によく似た魔物。上層の広い範囲に散らばっている』
・悪夢同様に、手を出さなければ襲いかかってくることはない
→目に見えない蜘蛛の糸を張り巡らせており、それを切ると襲いかかってくる
シュンは、夢でユリウスが悪夢の残滓を討伐したときの光景を見た
・苦戦しながら打倒した際に、白い少女の幻影を見た気がした
悪夢の残滓と遭遇し、念話により『転生者』という単語を口にする
・シュン『転生者を知っているのか!?』
→悪夢の残滓『知ってる』『知らないわけがない』
・シュン『なぜそれを知っているんだ』
→悪夢の残滓『マスター』『マザー』
・シュン『そのマスターは転生者なのか?』
→悪夢の残滓『そのうち分かる』『そのうち知る』『すぐに知る』『すぐに分かる』
・シュン『どういう意味だ?』
→悪夢の残滓『宣言』『宣告』『終わりの始まり』『世界が始まる』『世界が終わる』
・シュン『待ってくれ!どういう意味なんだ!?』
→悪夢の残滓『知る意味はない』『どうせ死ぬ』『みんな死ぬ』『生き足掻けばいい』
巨大な縦穴を飛んで地上に出る
・かつてクイーンタラテクトがブレスで空けた大穴【4巻2話参照】
フィリメス『この世界は神の遊戯によって作られた世界なんです』
ハイリンスとアナに自分たちが転生者であることを告げる
エルフが転生者を保護しているのは、「フィリメスの希望」と「エルフの思惑」が合致した結果
- フィリメスの希望:転生者たちの身の安全を確保すること
- エルフの思惑:エルフが敵対する管理者に、転生者が利用されないようにすること。管理者とは、またの名を神という。
この世界での「ステータス」の存在意義について【古くからエルフに伝わる伝承】
・ステータスは強さを表すもので、神が作ったもの。では、何の目的でステータスを作ったのか?
→人々を戦わせるため。戦うほどにレベルやステータス、スキルは成長する。そして、戦いが多くなれば死者の数も増える。
・生物が鍛えてきた力は、死んだ後に管理者の手によって回収される。管理者は力を得るために、人々を戦わせている。
・フィリメス自身はこの話の全てが真実かどうかは分からないが、少なくともエルフたちは本気で信じている。
転生者は生まれながらにして強力なスキルと大量のスキルポイントを有している
・転生者が死んで管理者に力を奪われることを嫌って、転生者に力を付けてほしくない。だからこそエルフの里に転生者を集め、隔離してステータスを鍛えさせない状況にしている。
→フィリメス『スキルはあまり鍛えないでください』【2巻幕間参照】
・隔離するより、力をつける前に始末した方が良いのでは?
→エルフの族長であるポティマスの鶴の一声で転生者は生かすことになったが、なぜ生かすことになったのか理由は分からない
エルフの悲願は管理者を打倒すること
・まずは人族と魔族の戦争を止めること。戦争がなくなればステータスを鍛える必要がなくなり、管理者に渡る力が弱くなる。実際、先代の勇者と魔王は争いを止めていた。
→管理者D『管理者を敵とみなす勢力が勇者と魔王を唆し、私を倒そうとした』【4巻5話参照】
・先代の勇者と魔王はいつの間にか姿を消した。エルフは管理者の仕業であると睨んでいる。
・今代の魔王は管理者の息がかかっている。でなければ大規模な戦争を仕掛けるメリットがない。
今までフィリメスが学園にあまり姿を見せなかったのは、エルフの戦争回避の活動に協力していたから
→その努力も虚しく、結局戦争は起きてしまった
エルフの活動は管理者に筒抜けだった可能性
・エルフに隠れて協力していた魔族が始末された
→第一軍団長「アーグナー」の戦死【4巻幕間参照】
・今回の件も、狙いはポティマスやエルフに協力していた国王とレストンの始末
→ユーゴーはあくまでも利用されているだけに過ぎない。ユーゴーの傍にソフィアがいたのが証拠。
ソフィアの正体は「根岸彰子」
・管理者の側についた転生者の1人
サリエーラの村に到着
・管理者サリエルを神として祀る国家
→叫ぶ村人『スキルを捧げよ!さすれば救われる!』
「スキルを捧げる」の2つの意味
- スキル《スキル消去》によって、自身のスキルを消すこと
- 「スキルを捧げて神へ至る」というよく分からない文言
・大きな代償を払うことで他者のスキルを消すことも可能。発動すると自分のスキルをいくつか失ううえに、数日寝込む。最悪自分も相手も死ぬ危険な方法。
→フィリメスがユーゴーのスキルを消した【2巻S5話参照】
エルフの里へ通じる転移陣を利用してエルフの里へ入る
・エルフの里は結界によって守られており、転移陣を使わなければ内部に入れない。結界は「クイーンタラテクト」の攻撃でも壊れることはないほど強力。
→転移陣の場所が割れれば、侵入者を呼び込むことも可能。エルフの関係者以外には絶対に知らせてはいけない場所。
エルフの里には死んだはずのポティマスの姿があった
・ソフィアによって首を切り落とされた【3巻S5話参照】
→どうやって生き残ったのかは曖昧な返答
・初めから自分たちがエルフの里へ来ることを知っていたかのような対応
→タイミング良く人数分の料理と住まいを用意していた
エルフの里があるガラム大森林にはクイーンタラテクトが存在している
・クイーンタラテクトが移動を開始したことで周囲の魔物も一斉に逃げ出し、帝国軍の侵攻を助けている状況
→エルロー大迷宮に生息しているクイーンタラテクトの他に、世界に4体存在している。うち1体がガラム大森林。
エルフの里が結界で守られていることは周知の事実
・ユーゴーがエルフの里を侵攻するからには、結界を破る隠し玉を持っているのか?
エルフの里で畑仕事をする保護された転生者たち
・保護された転生者は、自分たちのことを「犠牲者」、フィリメスのことを「加害者」と呼んでいる
→元クラス委員長の工藤沙智は、前世では先生と仲が良かったはずだが、転生後はかなり拒絶している様子
転生者たちの集いに参加
・保護された転生者は全13名。フィリメスの報告から2名増えている。
→「田川邦彦」「櫛谷麻香」:元々傭兵団に所属していたが魔族との戦いで壊滅。冒険者に転向して活動していた。
・保護された転生者たちは奴隷のように金でやり取りされ、誘拐されてきた者が多い
→ポティマスを殺したソフィアが先生に発した『さんざん自分も殺しているくせに』というセリフ【3巻S5話参照】
・まだ会っていない転生者は、死んだと聞かされた4人と残り2名
→うち1名は、シュンとカティアの親友「笹島京也」
結界がなくなれば帝国軍はエルフの里に襲い掛かる
・帝国軍に慌てふためくエルフの横腹にトドメとなる一撃をお見舞いする
クイーンタラテクトの移動も魔王の計画
・クイーンタラテクトには帝国軍の進軍を助けた後に、エルフを挟撃できる位置につかせている
魔王の目的は、ポティマスを殺すこと
ポティマスは帝国軍の後ろに現魔王軍が侵攻していることに気付いていた
・ポティマス『グローリアを全て稼働させよ』
・ポティマス『勇者や転生者はここまでくれば用済みだ。どこで野垂れ死のうと知ったことではない。』
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