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【蜘蛛ですがなにか】10巻のネタバレ考察!原作ラノベ小説のストーリーを網羅

蜘蛛ですがなにか10巻

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原作ラノベ小説「蜘蛛ですが、なにか?」10巻のネタバレ考察を完全網羅!

ストーリーに大きく関わるネタバレ&解説をしています。

注意

当記事は重要なネタバレを含みます。

あらかじめご了承ください。

 

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【蜘蛛ですがなにか?】10巻のネタバレ考察まとめ

原作ラノベ小説「蜘蛛ですが、なにか?」10巻のネタバレ考察です。

各話に張り巡らされた伏線なども解説しています。

「蜘蛛ですが、なにか?」は、魔物視点と人間視点の両面でストーリーが進行していきます。

  • 〇話:魔物視点(主人公:「私」)
  • S〇話:人間視点(主人公:「シュレイン・ザガン・アナレイト(前世名:山田俊輔)」)

 

▼【蜘蛛ですがなにか?】ラノベ小説版と漫画版の違い比較

>>【蜘蛛ですがなにか?】ラノベ小説と漫画の違い!おすすめはどっち?

 

【蜘蛛ですがなにか?】魔物視点のネタバレ考察!

女神について①

かつて世界は機械が発展していたが人々は過ちを犯した

・絶対に触れてはならない禁断のエネルギー「MAエネルギー」

→とある女性はその危険性を人々に説いたが誰にも聞き入れてもらえなかった。MAエネルギーを利用すれば、もっと生活が豊かになる。

 

人々が己の過ちに気付き悔い改めたときには、すでに終末の時が迫っていた

・嘆いた人々は「1人の女性を犠牲に世界を救う」という方法に光明を見出す

→かつてMAエネルギーの危険性を説いていた女性その人。女性は手のひらを返し救いを求める人々の声に、それでも応えた。

 

女性は女神となった

・世界を支える人柱となり、人々は彼女を女神とし信奉した

 

「白」の目標

  • 短期目標:分身体の作成。《産卵》×《並列意思》の要領で人手を増やす。再び暴走しないように管理する必要あり。
  • 中期目標:魔王の活動支援。世界を救う。
  • 長期目標:管理者Dから逃げられるだけの力を得る。

 

魔王が市民を徴兵

・人口の少ない魔族はそれだけ生産力が乏しく、生活に余裕がない

→市民の魔王に対する心証は悪い

・魔族の大半は魔王の強さを知らない

→「魔王を倒して別の誰かに新魔王になってもらう」というクーデターが起こりそうな状況

 

「白」の成長

・戦闘力はほぼないが、分体が作れるようになる

→異空間で修行させつつ、一部は魔族領で諜報活動

・アラクネ形態に身体を変化させられるようになる

 

白が魔王宛に手紙を出す

・ブロウが手紙を魔王に手渡す

→反乱計画を企てている首謀者の名前やその勢力が所持している戦力が細かく記載されている

・魔王『ブロウも読んで。読んだらバルトに渡して「任せた」と伝えるように。』

 

魔王の元々の狙い

ブロウをはじめ、魔王を嫌っている魔族は多い

・魔王が実力を魔族たちに見せていないから

→多くの魔族は正体不明の謎の人物がいきなり魔王になり不信感を募らせている

 

魔王が実力を公表しないのは市民の逃亡を防ぐため

・恐怖政治に圧倒的な武力が加わると最悪市民たちは逃亡する

→逃げた市民をいちいち追いかけていれば戦争どころではなくなる

 

「魔族VS人族」ではなく「魔族を滅ぼした魔王VS人族」の構図になってしまう

・ダスティンやポティマスを相手にするには、魔族という防波堤&捨て駒を利用して様子見したい

→なるべく魔族には実力を隠したうえで指示に従わせる構図を作りたい

・不穏分子が反乱を起こした際には実力の一部を示せば良い

→魔王に足る実力によって粛清する

 

だが、白が反乱分子を丸裸にしたことで、魔王が出るまでもなくなる

・バルトに反乱分子の対応をさせることが可能になった

 

反乱軍への奇襲攻撃

・街に集結しつつある反乱分子をバルト率いる部隊が奇襲

・反乱軍はエルフと繋がっている事実

→ポティマスは反乱軍を援助し、魔王軍の戦力を削るのが目的

・白が街に設置されている転移陣を利用しポティマスを襲撃

→岩石を上空に転移させる「疑似メテオ」によって、白もろともポティマスたちを押しつぶした

 

奇襲軍に参加しているラースがフィリメスと出会う

・ラースが倒したローブを着ている魔法使いの正体がエルフ

・フィリメスがラースの行動を止めに入る

→フィリメス『笹島くん、もうやめてください!』

・フィリメスは自身が『岡崎香奈美』であることと魔王に捕らわれた転生者を救いにきたと告げる

→ラース『僕は僕の信念に従って戦っています。酷いことと先生はおっしゃった。その酷いことと同じことをしている、その血にまみれた手を生徒に差し出して、先生は誇れますか?』

 

エルフの機械兵は完全な機械ではないことに気付く

・倒れた体の大半は機械でできているが、頭部だったところからはドロリとしたものが流れ出ていた

→機械兵には人の脳を移植している【7巻間章参照】

 

ポティマス本体が転移陣跡にやってくる

・用意していた人型グローリアのうち27体の破壊を確認

・白の死体を確認

→ポティマス『アリエルの力は大幅に低下し、もはや敵ではない』

・アーグナーによって、フィリメスは魔族領から人族領へ撤退

 

白は卵復活していた

・分体に魂を移動させる

・分体自身は戦闘力が極めて低いが、数日経てば身体と能力は元通り

 

反乱軍リーダー「ワーキス」の処遇を決める会議

・出席者は「魔王」「アーグナー(魔王軍第一軍団長)」「バルト(魔王軍第四軍団長)」「ブロウ」「メラゾフィス」「ラース」「白」

・残りは魔族軍の大物たち

  • サーナトリア:魔王軍第二軍団長
  • コゴウ:魔王軍第三軍団長
  • ダラド:魔王軍第五軍団長
  • ヒュウイ:魔王軍第六軍団長
  • ワーキス:魔王軍第七軍団長かつ反乱軍リーダー

・ワーキスは処刑

→魔王は今まで自身に反抗する態度を見せていた「ブロウ」に処刑を命じる

・ブロウはワーキスを殺したくない様子

→ワーキスは魔王軍の経験値になるのを嫌って自害

 

魔王軍の部隊を再編制

・ワーキス率いる魔王軍第七軍は、「ブロウ」は引き継ぎ

・バルト率いる魔王軍第四軍は「メラゾフィス」と「ラース」が引き継ぎ候補

・第八~第十軍も今後軍を組織する予定

 

ブロウの現状と今後

ブロウは反魔王派の筆頭となった

・普段の魔王への反抗的な態度から反魔王の象徴として祭り上げられた。会議は茶番。

→反乱分子はブロウの元に自然と集まる。魔王の管理が楽だから。

 

ブロウが生き残る道は集まった反魔王勢力をまとめあげ、暴発しないようにしつけること

・反魔王勢力を押さえきれなかったときはブロウの首が飛ぶとき

 

魔王はブロウの手腕には期待していない

・ブロウが反魔王勢力をまとめられれば、それでよし

・ブロウが失敗したとしても、ブロウに集まった反魔王勢力を一掃するだけ

 

反乱軍の真の首謀者はアーグナー

・魔王軍とポティマスをぶつけ双方を弱らせる計画は失敗

・「ネレオ(第九軍団長)」「サーナトリア(第二軍団長)」「ヒュウイ(第六軍団長)」も反乱分子

→彼らは自身こそが反乱を陰で操作していると思っている

・ワーキスをたきつけ反乱軍を組織させ、ワーキスとポティマスの繋がりを厚くしたのもアーグナー

→反乱軍が増えすぎて、魔王に全滅させられたあとに魔族自体が生活できないという事態を避けるべく細かい調整

 

フィリメスの安全確保をアーグナーに指示

・白が反乱の首謀者と知っているがゆえのある種の脅迫

→アーグナーは観念し白の指示を聞く。アーグナーによってフィリメスは魔族領を撤退【10巻間章参照】

 

先生をエルフに転生させた理由を管理者Dに尋ねる

・エルフに転生=ポティマスの奴隷

→管理者D『その方が面白そうだから』

・フィリメスの転生特典スキル《生徒名簿》について聞かされ怒りを覚える

→他の転生者には無関心だった白がなぜ先生にだけ躍起になるのか?

・先生への恩が魂に刻まれている

→蜘蛛だった前世で先生に助けられている。岡崎『この子は殺しちゃだめですよ!』

・怒りに任せて管理者Dの頭を拳で爆砕するも再生

→管理者D『失敗しました。今ので気付かれましたね』

 

メイド姿の女性が現れ管理者Dが連れて行かれる

・管理者D『私の居場所を誤魔化すためにいろいろ工作を行ってきたのに、先ほどの再生によってバレてしまいました』

→メイド『あなたは最上位神としての自覚が足りません。家出はここまでです。帰りますよ』

・メイド『あなたが仕事をしないと誰が冥界の管理をするんですか?』

・管理者Dが連れて行かれ、しばらく世界に干渉できない状態に

→外部からの干渉があっても妨害できない状態

・管理者D『この家にあるものは好きに使っていただいてかまいません』

 

フィリメスを確保ではなく安全に逃がした理由

今まで現れたポティマスは意識を乗っ取られた別人

・機械の人形を利用していたわけではない

→意識を乗っ取れる人間には条件がある

 

フィリメスはその条件をクリアしてしまっている

・魔王がフィリメスを確保すればポティマスは意識を乗っ取り利用する

→乗っ取られた場合、使用できるスキルは体の持ち主に依存するため魂が破壊されることはないが、一度乗っ取られたら二度と意識が戻ることはない

 

フィリメスを安全に逃がすために問題となるのは「国境線」と「国境線を越えた先」

・魔族領と人族領の国境線は危険地帯。

→エルフの一団は間違いなく全滅する

・国境線の集落には別の転生者が2名存在していることを知る

・メラゾフィスに国境線の集落を壊滅させるように指示

→「エルフの一団を安全に通すことができる」「転生者2名をその場から引き離すことができる」

・国境線の集落はよそ者を嫌う内向的な部族。転生者をよそ者に保護させるわけがない。

→魔王が人族に戦争を仕掛けた場合、集落が巻き込まれる恐れ。であれば、集落を潰してあとは転生者2人に自由に過ごしてもらうべき。

・国境線から先は魔王と白が対応する

 

メラゾフィスによって国境線の集落は壊滅

→転生者2名「田川邦彦」と「櫛谷麻香」は教会に保護される

 

神言教教皇に2つの依頼

  • エルフの一団を見逃してほしい
  • 転生者2人を保護してほしい

・見返りは「エルフの打倒」

→契約履行のためにも、エルフを倒す算段を整える必要がある

 

フィリメスは無事にポティマスと合流

 

魔王城の地下で龍人レイセと出会う

・魔王城の地下と異空間を一時的に繋ぐ

→異空間の部屋には龍人レイセの姿

・レイセ『前にも言ったが、ここにはもう魔王剣はないぞ?』

→魔王剣は魔王だけが装備できる武器。一度だけなら神ですら殺す一撃を繰り出せるという噂。

・一度使われた魔王剣は数百年から数千年は使えない。レイセによれば、なくなった魔王剣はすでに使われている。

→管理者Dを狙った日本の教室で起こった爆発【4巻5話参照】

 

「後の世代がない」の真意をギュリエに問う魔王

この世界で生きる人間は、同じこの世界で転生を繰り返している

・システムによって自然より歪められた事象であるがゆえに、綻びが出始めている

→人間の魂は度重なる転生によって摩耗している。スキルという余計な付属物を魂に取り付けているのが原因。

 

白『システムを破壊すればいい』

・システムとは、この世界を支えている超巨大魔術。滅びかけた星の再生をし、人間の輪廻転生の法を捻じ曲げ、スキルという超常の力を与える

・システムの正体は「人間を燃料にした装置」

→システムはこの世界内だけで転生させ、スキルを転生時に回収してMAエネルギーの足しにして星を再生させている

・世界を再生させるだけなら、そんなまわりくどい機能は要らないはず

→白『それだけの複雑な機能を有するシステムを起動させるのに、どれだけのエネルギーが必要か分かる?』

・その分のエネルギーを星の再生にあてれば事足りるのでは?

→現時点ではそれだけでは足りない

 

システムを破壊すればそれ以上の星の再生は見込めない

・星の再生のためのエネルギーも生み出せなくなり、それ以上再生できなくなる

→「システムの破壊」は、星を完全に再生できるだけのエネルギーを確保して初めてできる方法

 

足りないエネルギーは補填すれば良い

・この世界には、魂の力を使ってエネルギーを生み出す、スキルという存在

→スキルを鍛えさせ、エネルギーを貯め込み、それを回収。つまり死んでもらう。

・魔王は魔族と人族との間に戦争を起こし、戦死者からエネルギーを回収させることが目的だった

→目的のエネルギー補充と一致

 

管理者ギュリエ『しかし、システム破壊など管理者Dが許すわけがない』

・白『絶対に大丈夫。元はと言えば管理者であるギュリエの怠慢のせい。』

→ギュリエも計画に協力することになる

・魔王軍第九軍団長をギュリエが務めることになる

 

システム破壊をする代償

・スキルやステータスをなくすこと

→魂を根ざしたそれらを無理やり引きはがすのは魂にかなりの負担を強いる

・システムを破壊すれば、この星は救われる

→世界に住む人々は大量に死ぬことになる

白はギュリエにこの事実を伏せる

 

システムの中枢にいる「サリエル」という女性

・エルロー大迷宮の最下層の最奥で、マザーや龍が守っていた場所にいる女性

→その女性こそ、神言教が神の声と崇めシステムの通知を代弁する者。ここで1人システムを動かし続けている。

・魔王『お母さん』

→魔王と女性に血縁関係はない。それでも「お母さん」と呼ぶ、魔王と女性には深い関係があったとうかがえる。

 

女神について②

かつて世界は機械が発展していたが人々は過ちを犯した

・絶対に触れてはならない禁断のエネルギー「MAエネルギー」

→とある女性はその危険性を人々に説いたが誰にも聞き入れてもらえなかった。MAエネルギーを利用すれば、もっと生活が豊かになる。

 

人々が己の過ちに気付き悔い改めたときには、すでに終末の時が迫っていた

・嘆いた人々は「1人の女性を犠牲に世界を救う」という方法に光明を見出す

→かつてMAエネルギーの危険性を説いていた女性その人。女性は手のひらを返し救いを求める人々の声に、それでも応えた。

 

女性は女神となった

・世界を支える人柱となり、人々は彼女を女神とし信奉した

・彼女の名は「サリエル

→システムの中枢で吊られているその人

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